-月 息 光- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:121 件
今度は獣人の酒があるという噂がリットの元へ流れてきたのだが、現在その酒は手に入らないという。
そこへ現れたのは冒険者のシャレー・クーだ。彼女はダークエルフであり、リットの姉のような存在でもあった。そして、そのお酒を飲みたければ自分の仕事を手伝えと誘惑する。
それから間もなく、そこにハスキーも現れた。狂獣病という獣人特有の病気が故郷の村で流行り始めたという。治すには月の光を反射する宝石が必要で、光に詳しいリットに力を借りにやってきたのだ。
この二つの依頼は繋がっており、獣人の酒
を造っているのはポンゴの村で、狂獣病を治す報酬がそのお酒だったのだ。
リットはクーと共ににポンゴの村へ向かうことになったのだが、舞台はそこだけには収まらなかった。クーはある方法でリットを世界のあっちへこっちへと連れ回す。
やっと一息ついたと思ったら、今度はリゼーネにやってきた妹のシルヴァの面倒も見るはめに。
しかし、邪魔でしかないと思っていたシルヴァの登場によって、依頼の解決へと向かって大きく進むことになった。
なにかを裏で考えているクーと、なにも考えていないシルヴァに翻弄されながらも、リットは新たな世界の謎を知ることになる。
※本編『ランプ売りの青年』https://ncode.syosetu.com/n2221cp/
※外伝その1『魔女図鑑』https://ncode.syosetu.com/n7854gq/
※外伝その2『海底(うなぞこ)の三角帽』https://ncode.syosetu.com/n7642gw/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 22:00:00
135103文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:172pt 評価ポイント:100pt
──太古の時代。
超古代文明の担い手として繁栄し、その星で一番の大国になったラウル帝国──。
ラウル帝国の『最終皇帝《ラスト・エンペラー》』である【ウィリアム・ラウル】は、飽くなき欲求に囚われ続け、とうとう世界征服を目指す。
しかし、世界征服の野望が叶わずにウィリアムは絶望。心の中にある魔に支配されて魔王と化した。
──これが後の初代魔王である。
魔王は自身の眷属を沢山創り、世界を破滅へと導こうとした。
この眷属達が興す組織が、現在もアルガスタとユニフォンの民を苦しめ、悪辣の
限りを尽くす【魔王教団】。
初代魔王は初代勇者【カイ・スプリクタ】によって倒され、ウィリアムの皇妃である【アリーシャ・ラウル】に封印された。──神の塔に、今も二人は眠る。
一つの星に存在した二つの大陸群『西のアルガスタ』・『東のユニフォン』は、初代魔王とその眷属達によって創られた『紅月《あかつき》』により、それぞれ宇宙ごと引き離された。
そうして、古代の超大国であったラウル帝国はこれを期に滅んだ。
そしてウィリアムとアリーシャの呪いがラウル帝国の帝都周辺を禁断の森へと変貌させ、超古代文明によって造られた魔物達はプログラムの暴走で人の血を啜らんとする理性なき獣と化す。
──やがて、ウィリアム・アリーシャ夫妻の一人息子かつゾット帝国の初代皇帝である【イゼヤ・ゾット】がラウル帝国を継ぐ今に続く超大国『ゾット帝国』を興す。
そして現在──。
超古代文明は未だ滅ばず、今もなおその先進的な文明の発展は止まらない。
太古の時代に神から託された『魔源《マナ》』による魔法という超越神力と、超古代文明が齎した近未来的な機械が織り交ざる混沌とした御伽話のような世界【アルガスタ】。
そんな世界の超大国【ゾット帝国】に住まう少年【カイト】は、破滅の予知夢に突き動かされ、父方祖父から受け継いだスカイブルーオーブの謎を解き明かし、魔王を討ち倒す過酷で熾烈な闘争の日々へと駆り出される運命の戯曲を奏でる事となる──。
この作品は「N1830fe」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 01:29:02
4382文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
东京浮世录
本文的建筑为真实存在,本文的内容为真实事件改编。
事件背景:
2021年1月,位于东京都文京区的一栋公寓楼,从1月20日腊八节开始,连续数天发生多次停电事故,直到2月7日,公寓楼彻底断电,电力一直未恢复。公寓的租客们怨声载道,纷纷打电话要求电力公司和中介马上解决。可是电力公司已经调查了半个月,依然对频繁断电的原因毫无头绪,这次彻底断电,更加让人抓狂。中介公司无奈,只好将租客们临时安置在附近的公寓和一户建暂住。
这其中有6名青年,被安置在一座名为绮寮苑的Share
House,一座在神社旁的一户建中。
第一幕 绝望密室
念去来,岁月如流。
在清冷阴郁的绮寮苑中,每个房间都留下着过去的痕迹,曾经的过客匆匆,旧日的记忆和气息似乎依然在房间中萦绕,被遗留下的私人物品也仿佛在呢喃细语,诉说着往昔的回忆时光。
有的房间似乎是住客匆忙离开,房间里依然是有人在住的样子,插座上的苹果充电器,床头的胃药,枕边的眼药水,恍惚之间仿佛它们的主人从未离开,感觉是我走进了别人的房间和人生,而这个人只是一时外出,还会回来……
眼前所有虽然诡谲,但在绮寮苑的前三天一切安好。直到第四天,住客早上醒来,竟然打不开自己的房门,6人都被困在了各自的房间里,如何找到生路,逃出生天,找到线索,逃离房间,成为了噩梦的开始。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 17:53:04
30427文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:光=煌ひかり
ハイファンタジー
連載
N0054GT
【2097152】…
この数字はなんだと思う?
今、世界中は『冒険者』だらけだ。
世界中の人は皆、levelがあり、赤ちゃんは【1】、一般的な大人が【300】、
【400】いけば『エリート』。
そして、『600』を越えると【帝】と呼ばれ、【800】は【王】、【1000】は…【超越者】、【1100】は【深淵乃覇者】、【1200】は【人外】、【1500】はいよいよ…【神】と呼ばれるようになる。らしい…
俺はヤバいスキルを生まれた時から持っていた。
それは…【寝る度、level
『倍化』】。
毎日levelがどんどん【倍】になった。
だから、生まれて『僅か3週間後』…【赤ちゃん】の『0才』でlevelが【2097152】になった。
そして、次の日【寝る度、level『倍化』】のスキルが消え、代わりに【全スキル使用可能】(ランク『Z』までのスキルのみ、それ以上のランクは『使用不可』)を持った。
…俺は【15才】まで『自分自身』で自分のlevelを【封印】した。
『256』levelは普通の子供にしては高すぎるけど、これ以上は【下げれなかったのだ。】
そして、俺は15才になり直ぐに【冒険者】になった。
levelも【全スキル使用可能】のスキルで作ったスキル『取得経験値『5倍』』のおかげで簡単に上がるという【カモフラージュ】をしながら【ちょっとずつ、『封印』を緩めて】先月の【冒険者】ランキング『1位』の時のlevelは【2048】。
本来のlevelの【1024分の1】の力でさえ、世界最強になれたらしい。
そんな俺はやることが無い。
全ての敵は【levelが『1000』】を越えていれば『余裕』で勝てるし。
ぶっちゃけ【飽きた】。
だから、【冒険者】を『引退』するため、手続きを先程済ませた。
俺には【子供が『3人』いる。】
長男の『リジア』はこないだ『15才』になった。
次男の『アテス』は『14才』。
長女の『フリア』も『14才』…まぁ双子だからな。
子供に俺の持っているアイテムを【半分】あげようと思って昨日のうちに渡しといた。
だから、俺は【隠居】して息子らに任せようと思う‼️
子供らよ、立派な【冒険者】になるんだぞ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 22:51:55
2625文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
荒々しい海に囲まれた縦に細長く伸びた列島には五つの大国があり、覇権を争っていた。北は暑く南に行く毎に寒冷な気候である。西から登る陽光が荒々しい波が打ち付ける絶壁を越えた。 生きては死んで肥やしとなる、命の流れを淀ませないよう暖かい息吹を国々へ届けているようであった。
この国々には言い伝えがある。15年に一度、瓦致夜(がちゃ)と呼ばれる特別な夜が訪れ、蒼い月に選ばれた者は特別な夢に招かれる。そして大切な何かを代償に力を与えられると...。
89年前、最初の瓦致夜で力を得た者
たちは五つの国を興したという。今年は第6周期瓦致夜を記念しての祭事が行われる年で、皆が盛大に振る舞われる酒や出店を楽しみにしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-10 12:47:15
24284文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
《コミカライズします‼︎ 7月21日からマンガUP!さんで連載開始です‼︎》【本編(完結)】伯爵令嬢ミュゼ・シェノアは学園のダンスパーティーで婚約者が他の女性と参加しているのに遭遇する。しかし、それは彼女の記憶を呼び起こすものであり……そして、その光景を見るのは〝五回目〟だった。一回目から四回目まで様々な死に方をしたミュゼは、味方のいない世界でただヒトリ、彼女の死を悲しんでくれた存在を思い出すー。
そしてそれこそが五回目の、運命の始まりだったー。
【続編(完結)】ミュゼとラ
グナの息子が花嫁探しに箱庭を飛び出した話。
【番外編(完結)】邪竜の眷属、淫魔のエイスの最愛との話。
【続編2(完結)】ミスティ・ドラグーン公爵令嬢はある日、今まで殺された四度の人生を思い出し、同時に邪竜の力に目覚める。それが理由で幻竜マキナと出会いーー彼女の復讐劇の幕が開く。
【短編(随時、一話更新毎に完結設定にします)】後日談とか、伏線回収とか、時間軸がバラバラな短い話。
【注意】R15です。残酷な描写あります。自衛してね。
アドバイス、誤字脱字ありましたらよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 19:00:00
486811文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:43382pt 評価ポイント:11706pt
猫はずっとご主人様に愛されていると思ってました。
でも、ご主人様が本当に愛していたのは猫じゃありませんでした。
猫はその人の代わりに過ぎませんでした。それを知った猫の心は空白になってしまいました。
猫はご主人様を一生愛し、守っていこうとしてたのに。
猫の誕生日、ご主人様はそれをすっかり忘れていて、いつものように過ごし、寝てしまいました。
猫は一人、PCの前に座り、ぼんやり月明かりに照らされたディスプレイを見ていました。
そして、ため息と共にPCの電源を入れました。
インター
ネットの中を、ずっとずっと歩き回った末に、ある街(サイト)へたどり着きました。
そこでは、明るい『光』達が猫を暖かく迎えてくれました。
猫はやっとそこに居場所を見つけました。
注:『猫』は実際は人間です。が、イラストや文章では『猫』のように扱ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-12 00:11:22
12312文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
冬の煌めき企画参加作品です。
2月と言っても寒い朝なのです。
最終更新:2021-02-11 08:12:38
381文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:226pt 評価ポイント:210pt
その場所は、狭間にあり。
現にはあらず、夢にもあらず。
惑う魂の休息地───夢幻堂。
迎えるのは、光の加減によって金にも見える薄茶色の長い髪を持つ少女カンナ。
二つの色の眼を持つ、黒猫姿のシオン。
不思議な力を持つ少女は、疲れきった魂をときには優しく抱きしめ、ときには願いを叶え、彼ら彼女らの痛みを抱く。
淡い光を放つ魂が時折たどり着くこの場所で、二人は今日もお客を静かに待っている。
※この作品は「novelist」にも掲載しています
最終更新:2020-12-13 02:43:11
170583文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
舞台は異文化共生社会で混沌とした、架空の日本にある《環光町》。
小学五年生の朝吹暁は、喘息の悪化が災いして不登校気味になっていた。それを心配した両親の計らいにより、夏休みの始まりと同時に、祖母が営む施設《レモン・ピープル》で自然に囲まれて過ごすことになる。
彼はそこで東雲みぞれと出会い、ふたりは惹かれていく。暁は小説家に、みぞれは医師になる〝秘密の夢〟を、それぞれ打ち明ける。
そして季節は冬。スキー合宿中に風邪を引いてしまった暁は、帰設後も寝込んでいた。和らいでいた喘
息の症状も再発し、体調はなかなか回復しない。責任を感じたみぞれは、万能薬になる野草を採りに出掛ける。が、道中に出くわした過激デモに巻き込まれ、命を落としてしまう。
悲しみに暮れる暁。とある夜明け、みぞれの死を乗り越えられない彼の手に、〝炎〟が宿る。彼女を守れなかった罪と罰に違いないと解釈する。
日本は冬に幽閉されたまま、五年の歳月が流れた。
高校生に進学した朝吹暁は〝炎の手〟のおかげで仲間内では一目置かれる存在になるが、心はまったく満たされていなかった。
東雲みぞれの命日の一週間前。ただならぬ烈風が吹きすさぶ夕方、町の図書館にて、奇妙な邂逅を果たす。暁が本を取ろうとした際、誰かの手と重なった、そのとき。ふたつの手は調和した。
それは《氷の手》だった。黄昏夕妃と名乗る、その謎めいた同年代の女子は、何故だか暁の過去を知っているようだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-08 03:05:14
7412文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある事件をきっかけにツク王国騎士団団長の息子コウキ=ツゴモリはツク王国の姫で幼馴染でもあるルナ=アオツキと逃げ出す。
そして仲間を集めて復讐を決意する。
最終更新:2020-08-31 12:00:00
3302文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:神谷すみれ
ヒューマンドラマ
完結済
N7435GE
高い知能を持ち、音楽を愛する姿の見えない異星人、ジェイミーの種族と地球人の秘めた交流の物語。
序章 未来、「月光ソナタ」が流れる宇宙船の中。記憶を失った「私」は他の乗客が眠りに就く中、一人取り残される。謎の船長の正体は?
第一章 引きこもりの大学生、礼美(レミ)は丘の上でジェイミーと出会う。ギターを伴奏に歌うジェイミーの歌声に礼美は魅了される。
第二章 ショパンやチャイコフスキー、桜の木、ナスカの地上絵のハチドリとジェイミーの種族との関わり。礼美の息子、礁がジェイミーに関する
母の手記を読む。
第三章 礼美の大学の同級生、山路と咲の話。山路と会った礁は……。
ピョートル(チャイコフスキー)とセルゲイ(ジェイミーの種族)の深い愛。それに感銘を受けた礁は、レマン湖に旅立つ。
第四章 礁の身に異変が起こり、山路らの協力を得て礁はジェイミーの種族との再コンタクトに臨む。
番外編 「黒い扉」の亡霊になったあの人と礁&山路が会って、話をする。
「ジェイミーVSクロノス」 「クロノスを追え」の未知が登場。ジェイミーに憧れ、追い求めるが……。
「黒い扉」「クロノスを追え」は、「作者マイページ」でご覧ください。
個人サイト「マイウエイ マイライフ」に掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-17 11:43:54
115972文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
人間の強欲は治まることを知らず。地球を手中にした後は月、それが終われば火星へと、矛先が向けられた。火星と地球とを繋ぎ合わせるエレベーターを創り、地球同様に開発を進めた。先住民である火星人も、地球へ訪れたりなどしている。
月の国の満月みちづきに住む主人公の果繎䴇皇(カゼンレオ)は息抜き旅行として、幼馴染の月宮青空(ツキミヤソラ)、神無月・シャーロットを連れ、火星へと訪れていた。しかし、道行く火星人は皆なにかに怯えていてピリピリしていた。そんな空気に気付かないではしゃぐ䴇皇に
呆れながらも、青空とシャーロットも観光を楽しむことにしたが、そこで一羽の鳥らしきものを見る。が、䴇皇が気にも留めなかったので無視することに。そして一行は休憩がてら、カラオケへと足を進めた。そこで、䴇皇たちは運命と出会うことになる。鳥のような生きもの―――ボピーという存在に。
そこで運命は大きく動き出す。䴇皇は大切なものを守る為、今武器を取る。
䴇皇たちが見た一体のボピーは、世界の命運を揺るがす歯車の一部に過ぎなかったのだ。䴇皇の旅はいつしか、銀河系を巻き込んでいく大きなものになるのだった―――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-05 21:38:04
14068文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
気は合わないけど、息の合う二人
この作品は、pixiv・カクヨム・エブリスタ・セリバンテスにも掲載しています。
最終更新:2020-06-19 20:53:19
34684文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
この街への興味が薄らいでしまったのは、この街を知り尽くしたからなのだろうかー。
いつからだっただろうか、その疑問が湧き上がったのは。いや、違う。むしろ、何も知らない。観光地や景色といった、よそ者から見たこの街の表層を知るのみで、この街に息づく人、生活、文化、歴史。この街を構成するそのもの自体を僕は何も知らないのだ。
もう一度、この街をこの街の視点で、僕自身の目で見てみよう。二月八日の午後。その強い思いが、僕、霜月拓郎(しもつきたくろう)を神間(かみま)への探訪に連れ出
していたー。
章ごとに街の人々と出会い、「街を知ること」を主軸に、大きなひとつの物語になっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 00:00:00
72681文字
会話率:58%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:8pt
「あんた元刑事だってね」
金は支払った。後は取引した物を受け取ればいい。三枝は眉を顰めて自分の手元を見た。デパートの紙袋に包まれた小包。
それを握っているのは自分だが、取引相手の李もそれを離そうとしない。力を込めて引っ張ったが、相手は渡す気がないようだ。
簡単なオツカイだった筈だ。
中国マフィアに金を渡し、拳銃二丁と交換。
わざわざガキでも出来る仕事を三枝に押し付けた顔見知りの男の顔が脳裏に浮かび、苦々し気に言葉を吐き捨てた。
「うるせえな、金は払ったろうが」
「質問に答
えてくれ三枝さん。あんた元刑事だろ?従兄弟が捕まっているんだけど、どこの刑務所にいるか教えて欲しいんだ」
「いい加減にしろよ李」
「やだね、ツテはきっとあるはずだ。そうじゃなきゃあんたが元刑事だってことをみんなにばらすよ。そうすれば三枝さん困るだろ」
「昔の話だ。大体こんな所に落ちてきた奴にコネなんかあるもんか」
「ふん、役に立たないクズね」
「なに」
三枝はハッ、と息を詰めた。李は卑屈に笑いながら肩をすくめる。
「ヤクザという言葉、クズという意味だろ。バー、ジュウ、サン。ギャンブルでクズの数字、それを自分で名乗るのは自分がクズだっていっているのと同じじゃないか。クズと言ってなにが悪い」
今日は月がやけに明るい。
三枝は胸の中から靄のような悪意が這い出てくるのを感じている。
カーラジオからは折りしもベートーベンのピアノソナタ第14章「月光」第三楽章が流れていて、三枝の心を暗鬱とさせた。
なにか、悪い予感がする。無人の港は音楽と波音を空しく響かせた。
※ハードボイルドな小説が書いてみたくて書いてみました。
元警官のやくざとオカマの恋愛もちょっと書いていますが特に性的な事はありません。
軽快な会話主体だと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 16:22:03
3643文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
『恋ひ初めの街』シリーズ第1弾!
幼馴染で初恋相手の田代章乃は立花健祐の前から突然姿を消した。
年に一度の『交換日記』の約束をして、誰もいないホームで初めての口付けを交わしたあと、彼女は列車に乗り込み、こちらに向き直ると涙を滲ませながら叫んだ。
ドアが閉まったあともしきりに何かを訴えかけていたが、全く聞き取れない。
結局、分からず仕舞いでそのまま別れたのだ。
それが章乃を見た最後となった。
お互い17歳、高二の夏休み初日のことである。
***
そして十年の歳月
が流れ去った。
毎年、章乃から年賀状だけは届くが、転居先の情報はなく、旧住所のみが記されているだけだ。
連絡手段もない。
依然章乃の消息は不明のまま。
健祐には腑に落ちないことばかりだ。
「なぜ章乃は自分の元から姿を消したのか?」
「今どこにいるのか?」
「なぜ自分を避け続けるのか?」
「章乃の身に何が起こったというのか?」
全てが謎のまま置き去りにされてしまった健祐。
健祐の心には未だに章乃だけが住みついている。
そんな健祐を見かねた会社の後輩、三枝文(健祐に心を寄せている)が、謎を暴くべく、章乃からの『最後の手紙』を唯一の手掛かりに、章乃捜索の旅に健祐を強引に連れ出す。が……
次の土曜日、健祐は同窓会で帰郷。
会場へ向かう前、章乃の旧宅へ向かう。
その場所で健祐は目の当たりにした!
***
「愛も命も分かち合える」と今も信じる健祐。
一途に章乃だけを求め、再会の旅路の果てに辿り着いた健祐を待ち受けていた運命とは?
『十七才の晩秋』
この言葉に秘められた真の意味が明らかになったとき、健祐のとった行動は?
健祐と章乃、それぞれの愛の形とは?
二人の切なく、純な恋心の行方は?
※《◆奇数節》《◇偶数節》で視点を変えて物語は展開します。
(他サイトでも公開中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 18:53:10
130871文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:10pt
わたしの通う学院では、近頃毎日のように喜劇が繰り広げられている。
第二皇子殿下を含む学院で人気の美形子息達がこぞって一人の子爵令嬢に愛を囁き、殿下の婚約者の公爵令嬢が諌めては返り討ちにあうという、わたしにはどこかで見覚えのある光景だ。
わたし以外の皆が口を揃えて言う。彼らはものすごい美形だと。
でもわたしは彼らが怖い。
わたしの目には彼らは同じ人間には見えない。
彼らはどこからどう見ても、女児向けアニメキャラクターショーの着ぐるみだった。
2018/11/24本編完結
2020/02/23IF追加
アルファポリスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 18:02:19
196738文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:12971pt 評価ポイント:6013pt
作:藤乃宮 雅之
ローファンタジー
連載
N3663FY
DA:-SEIN ~御伽奇譚~ 「魔石」に続くお話し。
鴻池市の神社「源綴宮」の宮司の息子「皆本頼光」と彼に5年間片想い中の幼馴染み「吉田香澄」は、同じ「明芳学園高校」に入学して2ケ月が経とうとしていた。
友人の「杉浦健明」「篠崎正臣」双子姉妹の「中村佑理・佑美」らのギグに招待され、隣のクラスの女の子「有松美幸」と共にライブハウスに繰り出す。
そこでバンドメンバーで抜群のギターの腕を持ち、親からの虐待で右脚に障害のある中学三年生「北原楓」と知り合う。
同じ頃、有松美幸の後輩「
石川紗彩」のクラスメイトで、気の弱い男子「笹山修一」が彼をイジメて金品を強要するクラスの不良学生たちに絡まれていた。
その数分後、その不良学生たちは修一の庇護者を称する「金毛白面」の妖狐によって魂を喰われ、その光景に修一自身も恐怖を覚える。
後日、源綴宮の禰宜「黒田崇弘」の下に一人の「妖」が尋ねて来た。奪われた「殺生石」の奪還を協力して欲しいとの事だった。
「殺生石」とは1000年もの昔に平安京で災いをなしていた「九尾の狐」が、いまわの際に変じた石塊でそれ自体にも生き物を殺める力を持つと伝えられる。
探偵「禎茂保昌」が不良学生の親からの依頼で調査を始め、彼の式神「ナナツ」は自身の因縁も深い「妖狐」を滅しようと奮起する。
美幸は、後輩の紗彩の学校近辺で多発する怪事件を頼光に相談し、頼光もこの妖狐の事件に巻き込まれて行く。
復活を図る妖狐、それを阻みたい伊勢鬼狩りの構図に、伊勢から禁忌の子と蔑まれる頼光、その肉体や能力に興味を持つ鬼族が絡み、事態が動いて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-06 23:29:03
34069文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:17pt 評価ポイント:15pt
作:Arcadia_Ego_
ハイファンタジー
連載
N9600FZ
黎明の雲に裸の夜空が染まる頃
消えることのない一つの星が瞬いて沈む
光々明々としたあの動く岩でさえ避けることの出来ない
あの眩く燃える月はいつになったら絶えるのか
彼方の者を弔う者とその骨を拾う者
彼岸より来る楽団が奏でる葬曲を観るもの何処にありや
凱歌の響きは何にもまして残影の理を懐かしむ
異郷に棲む獣はどこに隠れることもなく
ただ息をひそめ、声を殺し、平原に伏して潜む
白影がそこに存することを示し始める頃
すでに眠りの時が訪れていたのだろうか、静かな、そして穏やかな
あの日死にそびれた者の葬礼のため
誰より先に我が逝く末に遠く輝く恒星の中の黒点のように見えていた
あの蒼い目の死神はいつからここにいたものか
彼の者はいつになったら立ち去ってくれるのか
誰にも知り得ないことだ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 21:18:13
1103文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
異世界オルセア大陸に転生した呉服屋の息子である高校生、なんと目を覚ますとなんとただの布の服になってしまった。彼はそこで妖精の少女と出会い、服としての冒険に挑むことになる。
紆余曲折を得ながらも彼は布の服の凄さに気づいていくと同時に、世界中に蔓延る魔物達と戦うこととなり、やがて彼は世界に隠された真実をを知ることになる。
果たして彼の運命は......
最終更新:2020-02-01 02:46:29
47795文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:8pt
作:月のひまわり
ヒューマンドラマ
完結済
N3896FZ
比奈の背後に男の幽霊が見えると言われ、克代は該当する人物を探し当てる。比奈に死霊が憑いているのはもはや間違いなかった。克代は死霊に負けないよう比奈を鍛えると共に、もしもの際を考えて比奈のリュックに水やカイロ等を詰めて備えた。
折も折、比奈が誘拐された。誘拐犯の一人は、比奈の唯一の友だった葵を痛めつけ、死に追いやった男であった。幽閉された比奈はすんでの処で葵や他の霊達に守られ、無事に救出される。
比奈の幸せを一心に願う克代。その心は十分に比奈に伝わり、いつしか比奈にとって
克代は無くてはならぬ人になっていた。
その克代が奈緒美に刺されて死んだ。奈緒美は克代が夫に離婚届を送っていたことを知らず、一日も早く離婚するよう頼む為に克代を訪ねたのだが、離婚届は送ったと言う克代の言葉を嘘と思い込み、刺したのだった。殺す気は毛頭無かったが、脅すつもりで持っていった包丁が仇となった。
比奈の腕の中で息絶えた克代の身体はキラキラと輝き、それに呼応するように比奈の身体から青白い光が吹きだして、克代の煌めく光りに吸い寄せられてゆく。比奈の放つ青白い光の中には様々な男女や子供が現われ、最後に晴れ晴れとした笑顔の葵が、まるで別れを告げるかのように比奈の周りをぐるりと回り、それから克代の光りに吸い込まれていった。
克代を刺して始めて正気に戻った奈緒美。ついこの間まで、本妻に申し訳ないと分を弁えて倹しく暮らしていたが、一人娘の優香が名門小学校に合格し、上流階級の人達と付き合うようになってから変ってしまったのだ。
妾だった奈緒美の祖母。それが原因で自殺した伯父。子供にだけはそんな目に遭わせたくなかったと、奈緒美は過去を振返って弁護士に語った。
それを聞いた比奈は、「誰かが庇ってあげなければ、優香ちゃんが可哀そう!」と叫ぶ。比奈自身が『人殺しの娘』と虐げられた過去があるからだ。
かつて比奈の父知之は、会社の命令で大勢の社員に解雇を通告した。その時に自殺者が出て、知之は自分を責め苛み、その結果、酒に溺れて妻子に暴力を振るうようになった。優しかった父親の荒れ狂う姿に比奈の心は傷つき、父は死んだと、その存在すら消してしまうようになっていたのだった。
比奈が父と再会した時、父は会社を辞め、深く反省して酒を断ち、昔通りの優しさを取り戻していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-22 16:30:27
57821文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
ワープ航法が実用化した未来。
ブラックホールの観測任務を完了した巨大な観測船が、地球への帰還中に消息を断つ。
その消息を断った場所にはブラックホールが在った。そのブラックホールは地球への進路と取っており、光速の三十パーセントの早さで近づいていた。
それを受け、二つの対策本部が立ち上がる。
ひとつは、観測船インベスティゲータ失踪対策本部。
もうひとつは、接近ブラックホール対策本部。
二つの対策本部での働きにより、失踪原因の究明と接近するブラックホールへの対策が進んで行く。
最終更新:2020-01-19 22:32:20
9039文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:18pt
森を覆う白い雪。
空はたくさんの星であふれている。
少女はまた、今年も一人でその光景を眺めている。
父は仕事に出かけている。家の周りに、他の家はない。毎年、一人で過ごすクリスマス。
もう、寂しいという感情はとっくの昔になくなっている。
少女は暖かな吐息を吐き出し、白く凍る光景を眺め、家の中に戻った。
仕事から帰ってくる父のために、暖かなスープを作らなければと。
不意に、テーブルの上に一通の手紙が置かれていた。
先ほどまでなかったそれを手を、少女は手に取る。
【森のお
茶会への招待状】
そう書かれた手紙に首をかしげていると、窓がガタガタと震える。
風が少し強くなった。そう思いながらそちらに視線を向けると、そこには月光に照らされ、七色の毛を輝かせる、
一羽の不思議な鳥が、まるで戸を叩くように、嘴でリズムよく叩いていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 20:13:47
6573文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
主人公の名前は大町賢人(おおまちけんと)。
最初に言っておくが、彼はクソヒキニートだ。
エロゲをやっている途中にエナジードリンクを飲みすぎてカフェイン中毒で射●しながら死亡。
天国で、神アクターに異世界息を促されるが目的は伝えられず、初期装備もない状態で地上に落とされた。
そして彼はクソヒキニートの分際で大賢者となり、放浪の旅に出る。
そこでは出会いや別れを経験し、自分が何者なのかという真実を探る……
卑屈な主人公が光を浴びるまで、あと何日、何ヶ月、何年……どれほどの時
間がかかるかは分からない。
しかし確実に、良いことも悪いことも全てひっくるめて前進する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 17:00:00
4406文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
時は大正百二十年。
吉原花街は横浜港近くに移され、完全に鎖国を解いた日本では警侍と呼ばれる幕府公認の帯刀した警備が吉原、横浜港に少数ながら配置された。
吉原の警侍であるひかり、臺護、玲、そして貿易商の息子ミハイルの面白可笑しい冒険譚。
最終更新:2019-12-22 20:00:00
2012文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
主人公久本信吉は土地の売買の為に大野海岸にある恩田宅に行く。その途中、海岸を見ようと久本は護岸堤防に登ろうとする。
その時、眩しい光りが久本を包み込む。眼がくらみ、失神寸前となる。光りが薄れて、眼を開けた時、眼の前には大きく拡がる白浜と、青々とした海、褌姿の日に焼けた男達、素裸で遊ぶ子供達が屯していた。
目の前に大きな屋敷がありそこから中年の小太りの女が駆け出してきて、久本を無理やり屋敷の中へ引っ張り込む。彼女は久本を自分の息子――庄助――と思って連れ戻したのだ。
屋
敷の主は大野村の網元で、塩崎正太郎、女は妻のうめ、庄助は1人息子だったのだ。
3日後にせまった庄助の婚礼に、庄助本人が外に飛び出して、行方知れずだったのだ。久本は庄助と瓜2つだった。
久本は明治3年の大野村に入り込んでしまった。もはやここから出られないと知って、庄助になりきって生きていくことにした。
婚礼も終わり、冬に妻が懐妊する。野間の富具岬から1人の女が、久本の身の周りの世話のためにやってくる。名前を菊という。
毎日、菊と過ごすうちに、彼女が好きになる。久本は菊を連れてあちらこちらを歩いて回る。こうして1年がすぎる。
秋になり、その年の10月に菊は野間に帰される事になる。
菊の家は水飲み百姓で、不作に為、年貢を納められず、菊を名古屋の女郎部屋に売るために、一旦家に戻される事になったのだ。
菊を好きになった久本は、意を決し、菊と一緒に船で伊勢に逃げる事になるが、野間の富具崎を遙かに望む海岸に来た時、追っ手が現れて、菊と共に海に飛び込んで死を選ぶ。
久本は気が付いた時は、恩田宅の近くにある病院に寝ていた。彼は恩田宅の近くで眼がくらみ、そのまま護岸堤防を上り、海の中に入っていったのだった。運よく助けられたのだ。
助けられて、白日夢を見たのだと言われる。
久本は――あの世界の出来事――はあまりにも生々しいので調べたが明治3年には大野村には塩崎家という網元は存在しないこと知るのみだった。
それと同時に久本に身辺に異変が起こる。夜寝ている時にもう1人の自分が側にいるのを知る。
――庄助――が久本の体から出ようとしているのだった。
そして菊がこの世に生まれ変わっているのを知った。久本は菊と結婚しょうとするが、その矢先、久本の体から飛び出した庄助と、元の世界へ行ってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-27 09:03:36
43878文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
ヒトの魂を神にまで昇格させる神が造り出した力、『星鍵』
その力は万物の願いを叶えるという。
そんな、伝承だけで存在すら在るのか分らない力を巡り、人間族《ヒューム》、獣人族《ワーヒューム》、亜人族《デミヒューム》、坑人族《ドワーフ》、森精族《エルフ》、巨人族《ジャイアント》、海族《ディープシー》、天使族《ヴァルキュリア》、吸血族《ヴァンパイア》、機凱族《エクスマキナ》、黒魔族《フィーンド》、精霊族《スピリット》の十二種族が、何千年にも渡って争い続けている世界、アーランド。
人
間族《ヒューム》の中のとある国、グラム帝国。
奴隷ですら人権を持つこの国で、一切の人権をもたない最低身分、
『死者奴隷』
その一人として生活する少年はある日、銀髪の美少女と出会う。
「私はミリア。貴方の名前は?」
運命が巡り合わせた二人に、戦争の火の手が差し迫る。
始まりには、終わりが。一時の休息は長くは続かない。
業火の海の中、冷たく、そして硬くなった『大切』を胸に、少年は叫ぶ。
───もう大切を失わないために、もっと力を!───
『三つの時間』の中で、少年は誰もたどり着けなかったその先へと進んで行く。
血塗られた瞳は、果たしてどんな世界を写し出すのか。
少女の願いと共に、誰かの笑顔を謳い、誰かの幸せを唄う。
そんな少年の誓いの先へ、何かを失い、何かを得て。
光に支えられ、闇に呑まれ。
作っては、壊して、壊しては造り上げ。
形なき『星鍵』へと辿り着く為に、この世界の平和を繋ぐ為に、何処までも戦い続ける。
そんなどこにでもある冒険譚。
※注意
更新不定期、一か月以上たつ可能性あり
視点はしょっちゅう変わったり、混ざったりします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-07 23:57:18
93300文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:6pt
作:藤乃宮 雅之
ローファンタジー
完結済
N5837FQ
宮司の息子「皆本頼光」は、幼馴染で彼に想いを寄せる「吉田香澄」と「明芳学園高校」に通い始めて約一か月が経った。そんな頃、彼らの街「鴻池市」で猟奇的殺人事件が起きる。
その事件を追っている「鞍馬鬼狩衆・玄昭」が頼光の神社「源綴宮」に「退魔業」の協力を要請に来た。事件には「妖」が絡んでいると言う。
その事件の目撃者で友人でもある「有松美幸」を護るため、また玄昭が提示した「亡き母」に関する報酬のために、頼光は事件の犯人の居所への潜入を図る。
事態は「探偵ごっこ」の枠に留まらず、頼光
の「半妖」という特異な出生を起因にした妖たちの思惑により、頼光の想定よりも別の方向に動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-27 12:00:00
182098文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:6pt
作:播磨王65
ヒューマンドラマ
完結済
N2285FQ
吉原きっての花魁である「絹千代太夫」こと沢村絹子は、花魁の中でも
最高位の「呼出し」まで上り詰めた絶世の美女だった。彼女の贔屓筋の
筆頭は、船成金として有名な内田信也だった。しかし、沢村絹子は、
ちょっとした間違いを犯し、子供を身ごもり、大きくなり堕ろせなくなり
、産んだ。子供を産んだ身体では、とても花魁の中でも最高位の「呼出し」
をはる訳にはいかず、表舞台から身を引いて、鬼怒川温泉の温泉宿に身を
隠した。その後の関東大震災でも、それ程大きな被害を受けず隠遁生活を
続け、やが
て第二次大戦を迎え、食糧不足の折、昭和20年に結核を煩い
山奥の炭焼き小屋に、食料だけを届けられて生きていたが3月に息絶えた。
その長女の沢村貞江は、フェリス中学時代松竹のニューフェイスにスカウト
され銀幕のスターへ、その後、米国から来ていたハリウッドの映画監督に
スカウトされ、沢村貞江がハリウッドへ、その後、監督は女優と不倫して
離婚し、他の映画人と結婚、長男、沢村広尾と産んで、中学入ると英国の
学校へ送り、オックスフォード大学卒業後、スイスのプライベートバンク
に入社し、同じ大学に日本から留学していた百合さんと結婚し長男・長女
を授かり、激動の時代を生き抜いていくというストーリーです。
是非、ご覧いただきたき、時代の流れ、人生の機微を感じて欲しい。
なお、この作品はアルファポリスに、重複投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 17:16:45
32044文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
作:岡上 山羊
空想科学[SF]
完結済
N9213FB
新婚3ヶ月の滝沢龍翔と可憐夫妻。
幸せな新婚生活を送っていた2人にある日起きた悲劇!
朝、いつも龍翔よりも早く起きている筈の可憐は眠ったままだった。少し疲れているのだろう!と気にも止めずに仕事へと出掛けた龍翔。
しかし、夜になり帰宅すると可憐は眠ったままだった。家の中を見廻しても可憐が起きて来た形跡が無い。必死になって可憐を起こそうとする龍翔だが、まるで死んでいるかの様に眠っている。
微かだが息はしているし、脈も微かにある。
可憐の身に何が起こったのか?龍翔は可憐を連れ、あら
ゆる病院を駆け回るが、どの医者も原因を突き止められない。
絶望に伏し、とある大学病院の中庭で車椅子に乗った可憐の横でベンチに腰掛け頭を抱えている龍翔に声を掛ける人物が…
大学病院とは別に、同じ大学で電子光学の分野で教鞭を取る川上新次郎准教授だった。
川上は可憐の症状を見て、彼女は病気では無い事を告げる。彼女を救うには電子光学の力が必要と力説する川上。
こうして川上准教授の元、龍翔の「可憐救出作戦」が始まった。果たして可憐の身に起こった出来事とは?そして龍翔は無事に可憐を救い出せるのか?龍翔の電子世界での戦いが幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 13:03:54
92261文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:13pt 評価ポイント:7pt
一九九八年四月二六日 日ノ日
魔法界出身の【夜朝 優矢】は私達が暮らす人間界へ魔法界が育成する"帝国式軍"の軍人の一人として送り込まれる事になった。
優矢は物心ついた頃から父親や兄に人を殺す事を教え込まれて育ったが、人を殺す事に飽きた優矢は魔法界を滅亡へと追いやる、【怪魔】と呼ばれる魔物の駆除に勤しむ部隊、帝国式軍に入隊したのだ。
だが、入隊前夜、封印されていた魔法界と人間界の扉が何者かによって開かれ、魔法界に生息していた怪魔が人間界になだれ込んだ。
優矢は入隊したてでありながら十二の歳で人間界へ送り込まれる事となったのである。
そんな中優矢は光を通さない黒い瞳の青年、【甘蓋 閑次】と出会う。
彼は一体何者なのか・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 04:00:00
539文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
【01/01/23XX】やったぜ!
ついに念願の異世界探査隊に入隊できた。9月には船に乗って、宇宙を超え、時空の狭間を乗り越えて、どこかの世界を目指すことになる。
航海に出ても、毎日日記をつけよう。将来、自分がこの栄光の思い出にいつでも浸ることができるように、何より孫にかっこいい昔話をしてやりたいからね。……航海の間に息子が結婚してたらどうしよう。
最終更新:2019-04-04 16:35:37
5393文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:9pt 評価ポイント:9pt
心に傷を負った男
中西工業社長、守の非摘出子として
生まれてきた後藤義信は、
貧しい暮らしの中、
成長していった。
時は過ぎ、中西守は、
自分に見合った他の女と結婚。
そして、家庭を築き、二人の子供に恵まれた。
その頃、母子家庭の中、育った義信は、
貧乏も重なり、母親が
過労死してしまう。
身寄りを亡くした義信は、
怒りと憎しみを抱え、青年になり、
中西工業に就職。
そして、真面目を装い、
復讐のチャンスを窺う。
そんなある日。
中西守が呼吸不全で
豊田市の増井病院に運ばれたことを知り、
守が運ばれた増井病院に、
夜中に忍び込み、
医療事故に見せかけて、
中西守を殺害する。
だがその時の守の死に顔の凄さを、
目の当たりにし、義信はこの先、
ずっと陰鬱な気持ちを引きずることになる。
この事件を、警察は医療事故と見るが、
豊田署の女性が苦手な独身の板垣警部補が、
他殺の疑いをもち、
単独で捜査に乗り出す。
それから二年後。義信の復讐は、
中西家へと向かう。
中西工業の一千万円にも上る使途不明金、
守の妻光子と重役の関係に対する風評被害に、
娘の瑠唯の妊娠と、
不可解な事件は続き、
そして、息子である英二にも被害は及ぶ。
そんな中、この一連の事件に
興味を抱いたもう一人の人間がいた。
東海新聞の三田優子だ。
彼女も素人ながら、板垣と共に、
事件を調べ始めるようになる。
義信とは反対に、裕福な家庭で、
何の不自由もなく育った守の息子、
英二は日本が認めるプロボクサーに成長。
そして、二十四歳の十二月二十四日のクリスマス・イブに念願の世界タイトルマッチが決定する。
やがてそのクリスマス・イブ当日。
警察は会場のレインボーホールに限らず、
名古屋市一帯に巨大な捜査網を敷き、
二千人近い厳戒態勢で義信を待ち構える。
それでも、義信は銃を手に、
会場に忍び込むことに成功。
そして、今までの陰の道を正し、
陽の道を歩けるよう、ある計画を練った。
それは英二がリングに登ったその瞬間に、
撃ち殺すことだったー。
一人は日本を代表するボクサーとして、
もう一人はいくつもの事件を重ねる逃亡者として、まったく違った性質の二人が、
レインボーホールの会場で、対峙する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-03 16:19:34
159413文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:42pt
作:意血病出 そく死
ノンジャンル
連載
N0624BK
僕の母さんは息子の僕の目から見ても美しい。月の光のように優しく輝く銀の髪、全てを包み込むような深緑の瞳、そのどれもが綺麗で優しくて・・・。
母さんはいつも僕らのために一生懸命畑を耕して狩で鳥や魚を採ってきて僕らに美味しい料理を作ってくれる。
おもしろい物語や教会で習うよりずっと詳しい勉強も教えてくれるし遊び道具やおもちゃを作ってくれる。
そんな母さんが僕も妹も大好きだった。
ただ・・・・・。
「イイェア!トゥタートゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥオートゥ!!トゥトゥトゥト
ゥ・・・っ!!・・・・お、おはようリオン。朝ごはん出来てるわよ☆」
どこか、残念だった。
銀髪美少女に憑依した厨二病(26歳♂)のえがくハチャメチャ子育てファンタジー・・・になるのだろうか?
初執筆作品です。正直雑なところが目立ったり設定など矛盾があったりしますが暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです。
挿絵は殆ど下書きのみにする予定ですが切りのいいところでは色有りも描きたいと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-04 19:00:00
426726文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:18666pt 評価ポイント:6556pt
明智光秀の娘珠は、斎藤利三の息子、斎藤利康と婚約をしていた。平穏で穏やかな毎日を送っていたところに、父の君主、織田信長からある命令が下る。それは、細川幽斎の息子、細川忠興との結婚であった。当然、明智光秀は抵抗するが、攫われるように嫁ぐことになった珠。
これは、キリスト教徒になりきれなかった細川ガラシャの苦悩と、そんな彼女を自分が愛されることがないとわかっていながら、愛し続ける細川忠興の話。
最終更新:2019-01-26 21:33:02
2241文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
10/17、義父の末期がんが見つかった。
PMSの妻、乳がんの既往がある義母、シングルマザーで借金持ちの義姉、4月から新社会人の姪、もうすぐ3歳になる息子、そしてうつ病の自分と67歳の義父による家族の記録。
限りなくノンフィクションに近い私小説、になる予定。
リアルタイムで進行中。
最終更新:2018-11-27 10:52:14
863文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:髭付きだるま
ハイファンタジー
完結済
N7937EA
玄武の国の副将軍の息子であるナイト=ロックウェルは幸せだった。
優しい家族、多くの使用人、楽しい幼馴染に囲まれ、栄光の道を歩む筈だったナイト。
しかしスキル授与の儀式において『一般人』というスキルを授けられたナイトに次々と無理難題が降りかかり始める。
だが同時に自分が『転生者』だと気付いたナイトは、あの手この手で困難な状況を打破して行く。
これは勇者の隣で共に歩み続けた一人の一般人の人生の物語である。
*2018年3月30日に第1巻が、2018年8月30日に第2巻が双葉社さ
まのモンスター文庫より発売されております。
*感想は全て読ませていただいておりますが、基本返信はいたしませんのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-31 15:00:00
989535文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:23636pt 評価ポイント:5414pt
◆◇投稿再開しました!!◇◆
【現在、第五章進行中っ!!】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
世界は竜神によって創造された。竜神は始祖として人々に崇め奉られる。様々な種族が住まうこの世界で竜神と僕は出会った。そしてそれは『必然』なのだと。
新たな仲間も加えつつ僕達は旅をする。その最中で水の女神の遺跡に寄る。そこでこの世界の神秘に触れた僕は隠された真実を知る事となる。
その後の翠竜との戦闘に引き分けだった僕達は、その六年後に翠竜討伐の為、国家転覆を巻き起こし長き宿命を終える。一息つい
た僕達を襲うのは謎の魔法光であった────
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
この作品は「アルファポリス」「カクヨム」にて掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885579924折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-27 00:00:00
149224文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:10pt
作:takinoon
現実世界[恋愛]
連載
N4400DG
主人公の姫子は幼い頃に両親の死で精神を病んで十年、天雨陽村へと療養にきた。そこには祟り神から呪詛を受ける人神がいる。彼と面識のある姫子は人神の嫁候補に目をつけられてしまった。
■キャラ:兄〔大決イトキ〕、料理人〔浮餅蝶蔵〕、地主の息子〔雨瓦天月央〕、祟りの人神〔久遠〕
【神社(ジンジャー)荒神(あらがみ)が居候】
神主の娘に生まれた光希は、生まれつき一般人には見えないものが見える。普通の生活を送りたい彼女は、普通の生活をしていたが、祠を壊してしまい、封印されていた神様を家
に連れて帰ることに。
【石咒女守ノ荒神(うずめもりのこうじん)】主人公ウズメは家の掟で毎日神社を参拝する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-02 00:16:28
4412文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
勇者パーティーから追放された者たちが集う休息地があった。
島国ジバニンの休息地。豊富な温泉と風光明媚な景色で有名なそこに、ある日ロリサキュバスが流れ着く。
魔族である彼女を受け入れることにした安息地で起こったおどろくべき事件……そして明かされる十年前(十ヶ月前かもしれないし十日前かもしれない)の因縁と確執。若女将にしか見えないメイドの抱えた悲しい過去が明かされるとともに加速していく運命はついに危険な領域へと到達した。
考えるな、感じろ。
※あらすじと本編内容には関連性がない
場合がございます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 20:00:00
16997文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:906pt 評価ポイント:430pt
拾われた希少一族の生き残りと、魔王系ラスボスによる巡り合わせの話。
最終更新:2018-03-22 10:00:00
5553文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
〝体感する〟物語。
『永久の輪舞曲(ロンド)』シリーズ Vol.1
広大な青い空。
珊瑚礁や白い砂が透けて見える、澄んだ海原。
見下ろす、白亜の断崖。
観光名所でもある港湾都市で、謎多き美女ミラアは、身分を隠して旅に出た公爵令嬢フィーネと出会う。
不可解ながらも人の良さそうなミラアに連れられて、フィーネは故郷である王都へと向かうことに――。
隊商を組み、文明の力を使いこなし、生身の人間では太刀打ちできない魔獣たちを退けながら街道を抜け、点在する街々
で過ごす夜。
お互いの素性を気にしつつも、踏み切らずに過酷な運命を切り抜けていく二人。
やがて辿り着いた王都では大きな権力の波に飲まれ、二人の物語は見えない何かに巻き込まれていく。
魔王と呼ばれる独裁者とその娘。
暗黒街の若き王。
悪魔の名で呼ばれる謎の連続殺人犯。
彼らの目的は一体……?
そして、ミラアとは一体何者なのか。
歴史に隠された幾つもの秘密が表舞台に出る時、彼女を待つ運命は……?
貴方の五感に響かせたい、この世界の息吹、第一弾。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-24 17:20:42
334404文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:16pt
作:takinoon
現実世界[恋愛]
連載
N4814DA
主人公メイノは駆け落ちしたお嬢様と執事の両親を持ち借金に首が回らない。メイドになるか令嬢になるかの選択を余儀なくされる。それぞれ違う始まりと運命が彼女を待っていた。
◆キャラ:メイドの道筋・雇い主Ⅰの息子[月下アキラ]/雇い主Ⅰの執事で同僚[右米原]/実は主人公の兄[天光寺惣岐]
/雇い主Ⅱ[千影院醜粗]/雇い主Ⅱの執事で同僚[佐野・如月優黄]/
令嬢になった道筋・婚約者[盤上レイン]/執事[羊守川水灯]
最終更新:2017-08-05 20:46:19
5957文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:2pt
石造りの壁に反響する靴音。月夜を急ぐ少女は息も荒く、ただ一つの場所を目指す。
胸元で光る金色の懐中時計。留め具は外れ、かちゃかちゃと蓋の下で音を鳴らす.
漆黒の秒針はゆっくりと、しかし確実に時を刻んでいく。
あと、少しで、『扉』に──
取っ手に指先が触れる寸前、時針が二度目の『 』を指した時、少女は──
最終更新:2017-07-24 23:18:59
4867文字
会話率:24%
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人が光の力と影の力を技術利用し、翻弄される新時代。
ある日ジュポ国西の海域で、トビウオ型のゲカアウタレス(影の力を宿した生物)が確認された。
アウタレスの体内や海域から産業廃棄物が検出され、政府に原因究明が求められた。
やがて国が産業廃棄物の情報を隠していた事実が公表されると、国民や環境団体の怒りは頂点に達した。
支持率低下の恐れや利権のため、政府はアウタレスが生息する海域を早急に立ち入り禁止に指定した。
保護法執行から約3ヶ月後、同海域に増え始めた不審船を突如アウタレス
が襲った。
海域を警備していた賞金稼ぎのナンコウ・カイは報告を受けフライトパワードアーマーで現場に向かった。
カイの元同僚で海軍大尉のカタシ・サオもフライトPAで現場に向かい、変異し凶暴化したアウタレスに遭遇する。
凶暴化したアウタレス、アウタレスを利用する者達、保身に走る政府。
カイとサオの苦難に満ちた戦いが幕を開ける。
「Wasteful Wings~ウェイストフル・ウィングス~」
「World Gazer~ワールド・ゲイザー~」シリーズ。
※重複投稿です。
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https://twitter.com/TakutoHiga_WG折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-02 23:47:46
14937文字
会話率:39%
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総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt
あの騒ぎから数年後。
「あいつめ」
母親、兼、監視役であるコウは唸り、小娘に二度目の接吻を試みる息子の頭部にげんこつを落とした。
息子の愚行に目を光らせる。
※短編『冬の月』から数年後。誰得の守り神の心得の話。
※『冬の月』を読まないと話が分かりません。
最終更新:2017-03-17 23:01:54
2499文字
会話率:40%
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総合ポイント:62pt 評価ポイント:48pt
背が高い以外どこにでもいそうな平凡な30代の男、井沢 誠治(いざわ せいじ)には年下の彼女がいる。
付き合い始めてちょうど2年になる10月31日のハロウィンの夜に、デートに誘いプロポーズをしようと待ち合わせをしたが、ハロウィンイベントで浮ついた街の中で、人が人を襲い喰い殺す事件に遭遇する。
現実とは思えない地獄の様な光景に取り乱しつつも、悲しい別れや新たな出会い、様々な危機を乗り越え、安息の地を目指す闘いが今始まる・・・。
今後の参考の為に、感想など頂けたら嬉しいです。
最終更新:2017-02-21 19:48:25
241716文字
会話率:40%
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総合ポイント:971pt 評価ポイント:413pt
自殺未遂の僕は、やり直そうと思っていたのに、足を滑らせて……光の中を通り抜けたら転生してました。
転生先は魔王の息子!?
チートな魔力すげー!と思ったら、バレたら命を狙われるんだって!?
魔王の息子が精霊をお供に『魔王』を目指すお話。
最終更新:2017-02-14 00:58:33
973690文字
会話率:29%
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総合ポイント:309pt 評価ポイント:65pt
災害大国・日本。
地震、津波、台風、洪水、火山噴火、土砂災害……。
多種多様な災害に直面してきた日本では、日々災害に対しての備えが進められている。
そしてまた、被災した人々を救うための部隊も存在し、日々その職務を全うしている。
「絶対に、我々が守り抜いてみせます!」
それは、警察。
「目の前で民家が燃えているんだ、それだけで理由は充分だろう!?」
それは、消防。
「政治家の下らないプライドと、危機に直面している現場の市民。そのどちらも、我々が守らねばならない
ものなのだ」
それは、自衛隊。
「シーマンシップ……海上の事故に、政治も国境もある訳が無いだろう」
それは、海保。
「患者さんの命を救うためには、いつだって僕たちも命がけです」
それは、DMAT。
――2019年9月1日。
その日、統合防災演習に参加していた者たちの一部が、謎の閃光と共に消息を絶った。
彼らが招かれた先は、滅びゆく運命を定められた大陸。
荒廃した異界の地で、彼らは何を思い、何を救うのか。
そして、元の世界で彼らの助けを待つ人々の場所へと、無事に戻ることは出来るのか。
※ この物語はフィクションです。実在する人物・団体等とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 21:16:16
42459文字
会話率:44%
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